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経理課長・部長の年収はいくら?管理職の相場を役職・規模別に解説

経理課長と部長の年収相場を役職別に解説

「経理課長になると年収はどのくらい上がるのか」「部長まで昇進すればいくらもらえるのか」。30代・40代で管理職を意識し始めた経理パーソンなら、誰もが気になるテーマです。この記事では、経理課長の年収と部長の年収を、公的統計と転職市場の実データの両面から整理します。役職別・企業規模別の相場に加えて、同じ役職でも年収が二極化する理由と、管理職として年収を最大化する具体策まで解説します。

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経理課長の年収相場はいくら?

まず結論から示します。経理課長の年収は、賞与を含めておおむね750万〜850万円が一つの目安です。ただし企業規模や保有スキルによって幅は大きく、600万円台にとどまるケースもあれば、1,000万円を超えるケースもあります。

統計データで見る課長級の平均

厚生労働省の令和6年賃金構造基本統計調査によると、課長級の所定内給与は月51.2万円です。これはあくまで決まって支給される月額であり、ここに賞与が加わります。したがって、賞与を年4〜5か月分と仮定すると、課長級全体の年収はおよそ800万円前後になります。経理課長もこの水準が出発点です。

経理課長のリアルな年収レンジ

次に、経理という職種に絞って見てみましょう。経理職全体の平均年収は約509万円とされています。一方で、課長という役職に就くと平均を大きく上回ります。たとえば中小企業の経理課長なら650万〜800万円、上場企業の経理課長なら800万〜1,100万円がボリュームゾーンです。このように、同じ「経理課長 年収」でも勤務先の規模で200万円以上の差が生まれます。

経理部長の年収相場と上限

続いて、経理部長の年収を確認します。部長になると、課長からさらに一段階上の水準に到達します。そして上限は課長よりも大きく開きます。

部長級の平均賃金データ

同じ賃金構造基本統計調査では、部長級の所定内給与は月62.7万円です。賞与を加味すると、部長級全体の年収はおおむね950万〜1,050万円が目安になります。つまり課長から部長へ上がるだけで、平均で150万〜200万円ほど年収が伸びる計算です。

上場企業と中小企業で二極化する部長年収

ただし、経理部長の年収は「平均」で語りにくい役職です。なぜなら、企業規模による二極化が非常に激しいからです。中小企業の経理部長は500万〜800万円にとどまることが少なくありません。一方、上場企業の経理部長は1,200万〜2,500万円のレンジに入ります。とりわけ売上高1兆円規模の大企業では、1,800万〜2,200万円に達することもあります。この差は、扱う会計の複雑さと責任範囲の広さから生まれます。

経理の役職別・年収の上がり方

ここまで課長・部長の相場を見てきました。では、担当者からどのように年収が上がっていくのでしょうか。役職ごとのステップと、年収の内訳を確認します。

担当者から管理職への昇給ステップ

一般的な昇給のステップは、担当者から係長、そして課長、部長へと進みます。係長級の所定内給与は月38.6万円で、年収に換算すると600万円前後です。そこから課長で約800万円、部長で約1,000万円へと段階的に上がります。したがって、係長から部長までのあいだに年収は400万円ほど伸びる構造です。管理会計ができる経理は転職市場でどれほど評価されるかも、あわせて読むと昇進の武器が見えてきます。

役職手当と年収の内訳

管理職の年収は、基本給だけで決まるわけではありません。多くの企業では、役職手当が上乗せされます。課長で月2万〜5万円、部長で月5万〜10万円が相場です。さらに、管理職になると賞与の算定基準も引き上げられます。つまり基本給・役職手当・賞与の三つが同時に増えるため、昇進のインパクトは想像以上に大きくなります。

経理管理職として年収を上げる3つの方法

最後に、経理課長・部長として年収を最大化する方法を整理します。ポイントは三つです。いずれも今日から準備できます。

方法1:企業規模の大きい会社へ移る

もっとも効果が大きいのは、企業規模の大きい会社を狙うことです。前述のとおり、同じ経理課長でも規模で年収が200万円以上変わります。そのため、中小企業で管理職経験を積み、上場企業へ移るルートは王道です。経理5年目の市場価値を早めに把握しておくと、移るべきタイミングを逃しません。

方法2:専門スキルを武器にする

次に、専門スキルの獲得です。連結決算・IFRS・原価計算・管理会計といった高度な領域は、管理職の年収を押し上げます。実際、記帳中心の課長と、連結や管理会計を統括できる課長とでは、評価がまったく異なります。IPO準備企業への経理転職のように、希少性の高い経験は年収交渉の強力な材料になります。

方法3:転職で役職ごと引き上げる

そして、転職による引き上げです。社内昇進を待つよりも、管理職ポジションで採用されるほうが年収の上がり幅は大きくなります。特に40代は、マネジメント経験そのものが市場価値になります。40代経理の転職戦略を参考に、役職と年収を同時に引き上げる求人を狙いましょう。

まとめ:経理課長・部長の年収を最大化するには

経理課長の年収は約750万〜1,100万円、経理部長の年収は中小で500万〜800万円、上場企業で1,200万円以上が相場です。同じ役職でも、企業規模と専門スキルで年収は大きく変わります。だからこそ、自分の市場価値を客観的に把握し、規模とスキルの両面から戦略を立てることが重要です。まずは現在地を知ることから始めましょう。

この記事の一次情報源

執筆・監修:森岡 祐介(LX Career 代表/管理部門特化キャリアアドバイザー)

経理・財務・人事・法務など管理部門に特化した有料職業紹介事業を運営。上場企業からベンチャーまで、経理職の転職支援と年収交渉を数多く手がける。本記事は公的統計と実際の求人データをもとに作成しています。


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