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経理5年目の市場価値は?評価されるスキルと狙い目の転職先

📋 この記事でわかること

  • 経理5年目の市場価値と、20代後半で評価される実務スキルの具体像
  • 経理5年目が現実的に狙える転職先の年収レンジとキャリアパス
  • 経理5年目が転職を決断すべきタイミングと動くべきではないケース

経理5年目の市場価値は「月次と決算を回せる人」

経理5年目・20代後半は評価軸が大きく切り替わるタイミングです。1〜3年目は正確に処理できることが価値でした。しかし、5年目に期待されるのは月次決算を単独で締める力です。また、年次決算の主要論点を理解してアウトプットを出せることも求められます。

採用担当者が面接で見ているのは資格の有無ではありません。そのため、決算スケジュールのどの範囲を誰と連携して回してきたかが重要です。つまり、「育てる対象」から「即戦力の入口」へと位置づけが変わります。

現職との年収比較・転職後の年収レンジ

20代後半・経理5年目の年収目安は中堅レベルの水準となります。また、転職市場では同ポジション横滑りでも年収が中堅〜シニアレンジ上がるケースが多いです。さらに、上場企業の連結決算担当やIPO準備企業のCFO候補では高水準を提示されることもあります。

ただし、ベース年収だけで比較することは注意が必要です。そのため、残業時間と決算期の負荷を含めた時間単価で比較しましょう。月次残業30時間前後が転職市場の標準ラインです。また、これを大きく超える環境からの転職は実質的な処遇改善になりやすいです。

キャリアパスの選択肢(マネジャー路線 / 専門家路線)

5年目で意識しておきたいのがキャリアの方向性です。大きく2つの路線に分かれます。

1つ目はマネジャー路線です。事業会社の経理課長・財務マネジャーを目指す道です。また、決算の取りまとめと後輩指導・部門間調整の経験が評価されます。2つ目は専門家路線です。連結・税務・IFRS・開示業務など特定領域のスペシャリストとして価値を積み上げます。さらに、監査法人系アドバイザリーへのキャリアチェンジも視野に入ります。

20代後半のうちは両方の可能性を残して動けます。しかし、30代前半までにはどちらに強みを築くか決めておくことが大切です。そのため、求人選びの軸が明確になります。

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経理5年目が「動くべきタイミング」と「待つべきタイミング」

経理5年目の転職は闇雲に動けばよいわけではありません。そのため、市場価値が最大化するタイミングで動くことが重要です。また、年収・ポジション両面でのリターンを大きく左右します。

転職すべき年齢・タイミングの目安

経理職の採用では20代後半(27〜29歳)が最も評価されやすいゾーンです。第二新卒ほど安くなく、かつ30代のように即戦力マネジメントを要求されすぎない位置づけです。つまり、中堅ポテンシャル枠として評価されます。

具体的に動きやすいタイミングは3つあります。1つ目は年次決算が一段落し、実績を職務経歴書に書ききれた直後です。また、2つ目は月次決算をほぼ単独で締められるようになった時期です。さらに、3つ目は後輩育成が始まり、業務範囲が横に広がっているのに縦に深まらないと感じたときです。

市場動向・求人の波

経理の中途求人は決算期明けの4〜6月と年末賞与後の1〜3月に増えます。また、IPO準備企業やPEファンド傘下の企業では20代後半の連結・開示経験者を継続的に募集しています。

景気減速局面では未経験や第二新卒の採用が絞られます。しかし、5年目相当の即戦力ポジションは不況期でも採用枠が残りやすいです。そのため、20代後半の経理経験者は比較的安定した売り手市場にいると言えます。

経理5年目で評価される実務スキルと資格

スカウト面談や書類選考で差がつくのは経験の「棚卸しの解像度」です。つまり、「月次決算を担当していました」と書くか具体的な数字で書くかで印象が大きく変わります。また、「売上◯億円・経理5名体制の月次を5営業日で締め、連結パッケージ作成まで対応」と書くことが理想です。

5年目が最低限押さえたい実務範囲

5年目が主担当として語れると有利なスキルが5点あります。1つ目は月次決算の主担当経験です。売上計上・固定資産・経過勘定まで単独で処理できることが必要です。また、2つ目は年次決算における税効果・引当金など主要論点の仕訳と注記対応です。さらに、3つ目は監査法人対応の経験(質問状への回答・エビデンス整理)です。加えて、4つ目は連結パッケージ作成または連結精算表の一部に触れた経験です。5つ目はExcelでのVLOOKUP・SUMIFS・ピボットを用いた集計と会計システムからのデータ抽出です。

このうち3つ以上を主担当として語れれば十分です。そのため、上場企業経理や成長企業のコア経理ポジションに挑戦できます。

資格は「日商簿記2級+α」が現実的な基準

日商簿記2級が20代後半の経理転職における実質的な必須ラインです。また、以下のいずれかを持っているとスカウトの量と質が明確に変わります。USCPAは科目合格でもプラス評価になりやすいです。さらに、日商簿記1級は連結・原価計算の理解の証明になります。また、税理士科目合格(簿記論・財務諸表論)も評価されます。加えて、ビジネス会計検定2級以上も有効です。

ただし、資格取得に時間をかけすぎることには注意が必要です。そのため、実務経験を優先しつつ在職中に学習を積み上げるのが現実的な進め方です。

経理5年目の「狙い目」の転職先

20代後半・経理5年目の市場価値が最も高く評価されるのは4タイプの企業です。また、いずれも即戦力と将来のマネジャー候補を同時に求めている領域です。

狙い目1:IPO準備中のベンチャー企業

上場準備フェーズの企業はJ-SOX対応・内部統制構築・監査法人対応ができる経理経験者を強く求めています。そのため、5年目で月次・年次の一連を回せれば経理マネジャー候補として採用されます。また、ストックオプション付きの条件も期待できます。

狙い目2:上場企業の連結・開示チーム

上場企業の本社経理は連結決算・有価証券報告書・決算短信などの開示業務を担います。そのため、20代後半のうちに連結と開示に触れられる環境に移ることが重要です。また、30代以降の市場価値が大きく伸びやすくなります。

狙い目3:外資系企業の経理ポジション

外資系企業は英語要件があるぶん、国内企業より年収レンジが高めに設定されています。しかし、TOEIC700点前後でも応募可能な求人は多いです。そのため、英語に抵抗がないなら挑戦価値の高い領域です。

狙い目4:BIG4や会計系コンサルのアドバイザリー部門

事業会社経理の経験者は決算支援・IPO支援・FAS領域で即戦力として重宝されます。また、年収は跳ねやすい一方で稼働は重くなりがちです。そのため、ライフプランとのバランスを踏まえて検討することが重要です。

経理5年目の転職活動の進め方

経理5年目の転職は在職中に情報収集と書類準備を並行して進めるのが基本です。また、求人を見てから動くのではなく、まず自分の市場価値を把握することが大切です。そのため、狙うべきポジションを絞り込む順序で進めると失敗しにくくなります。

ステップ1:職務経歴書の棚卸しから始める

職務経歴書には担当業務を「売上規模・体制人数・担当範囲・使用システム」の4点セットで書きます。「月次決算担当」ではなく具体的な数字と範囲を記載することが重要です。そのため、「売上◯◯億円規模・経理5名体制のうち、売上計上〜固定資産までを主担当、使用システムはSAP」という粒度が理想です。

ステップ2:エージェント選定は「経理専門」にこだわる

経理職の転職は総合型の大手エージェントより、経理・財務領域に特化したエージェントの方が求人の質が高い傾向があります。また、専門用語を前提に話せる担当者に当たることが大切です。そのため、ミスマッチの少ない提案を受けられます。

ステップ3:面接では「定量で語る」を徹底する

面接官は限られた時間で何ができるのかを見極めようとしています。そのため、決算日数・担当仕訳件数・改善によって短縮した時間など数字で語ることが重要です。また、可能な限り数字を使うことで印象が明確に変わります。

まずは自分の市場価値を把握するところから

経理5年目のキャリアは動き方次第で年収・ポジション・将来の選択肢が大きく変わります。そのため、人生の中でも重要な転換点と言えます。また、今すぐ転職するかどうかはさておき、自分が現時点でどの求人にマッチするかを把握しておくことが最初の一歩です。

在職中でも気軽に相談したい方はLINEでの無料相談をご活用ください。しかし、一人で抱え込むと情報格差が生まれやすいです。そのため、経理・財務領域に特化したエージェントへの早期相談が最短ルートになります。

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🖊 執筆・監修者

LXキャリア 転職支援チーム

  • CA/RA 経験豊富な現役人材紹介のプロ。年間数十件のマッチングを成立
  • 人材ビジネスを0→1で立ち上げ、事業としての人材支援の仕組みをゼロから構築
  • 経理責任者としての実務経験あり

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