情シス

情シスのためのIT資格ロードマップ|基本情報からクラウドまで

📋 この記事でわかること

  • 資格学習が賃金に跳ねるかどうかを、厚生労働省の実数で確認できる
  • 投資対効果がもっとも大きいのはどのフェーズか(レベル別に33ポイントの差)
  • 情シスの資格を「フェーズ0〜4」の5段階で取得する順番ロードマップ
  • 現職と両立しながら進める学習スケジュールモデル(0〜6ヶ月/6〜18ヶ月〜)
  • 資格取得のベストタイミングと、スペシャリスト/マネジメント2つのキャリア分岐

「情シスとして市場価値を上げたいが、資格が多すぎてどれから手をつければいいのか分からない」
「資格を取っても、実務や年収にどうつながるのか実感が湧かない」
実際、運用や社内ヘルプデスクを担う社内SEから、こうした声をよく聞きます。IT資格は種類が多く、取得の順番を間違えると学習時間を無駄にしがちです。

そこでこの記事では、現役で情シス・社内SEの転職を支援する立場から、資格を取得すべき順番をフェーズ別のロードマップとして整理しました。なお、どの資格を選ぶかという「選択」については別記事にまとめてあります。この記事が扱うのは、いつ・どの順番で投資するかという時間配分の問題です。

▶ あわせて読みたい:情シス・社内SEにおすすめの資格7選【目的別ランキング】(どれを選ぶかで迷っている方はこちら)

情シスに資格は必要か?ロードマップを組む前の前提

結論から言えば、情シスの資格は「必須ではないが、転職では強い武器になる」ものです。もちろん、実務経験が最優先である点は変わりません。ただし、情シスは業務範囲が広く、スキルの証明がしにくい職種でもあります。

そのため、資格は自分の守備範囲を客観的に示す手段として機能します。とくに一人情シスや、SIer・SESからユーザー企業側へ移る人ほど効果が大きいと言えます。応募書類の説得力が変わるからです。

一方で、資格だけを闇雲に積んでも評価は頭打ちになります。実務での改善実績とセットで語れて初めて、情シスの資格は価値を持ちます。だからこそ、次章で示す「フェーズ順」に取得することが重要です。

また、ユーザー企業側の情シスとSIer・SESでは、資格に求められる役割が異なります。SIer・SESは案件受注のための技術証明として資格を重視する傾向があります。一方、ユーザー企業の情シスは、幅広い業務を1人でカバーする「守備範囲の証明」として資格を使う場面が多いのが特徴です。

【公的統計】資格の学習は、実際に賃金へ跳ねているのか

そもそも「順番」を考える前に、学習そのものにリターンがあるのかを確認しておきたいところです。そこで、厚生労働省がIT・デジタル人材に限定して実施した調査を見てみます。

この調査では、5年以内にIT・デジタル職種へ転職した人を対象に、転職前の学習の有無と転職後の賃金変化を突き合わせています。下の表がその結果です。

転職前の学習 賃金が増加 ほとんど変化なし 賃金が減少
学習を実施した(n=121) 69% 18% 12%
学習を実施していない(n=221) 48% 29% 23%

出典:厚生労働省「IT・デジタル人材の労働市場に関する研究調査事業 調査報告書」(令和6年3月)第5章

差は21ポイント|ただし「差がつく場所」に偏りがある

賃金が増加した人の割合は、学習した層で69%、学習していない層で48%でした。つまり、両者には21ポイントの差があります。減少した人の割合も12%と23%で、ほぼ倍の開きです。

ただし、ここからが本題です。この調査は同じ設問をITスキルレベル別にも集計しています。そして、その内訳を見ると差の大きさがまったく揃っていません。

ITスキルレベル 学習した人の賃金上昇率 学習しなかった人 差
レベル1〜2(土台層) 63% 30% 33pt
レベル3 54% 44% 10pt
レベル4 70% 51% 19pt
レベル5以上 80% 62% 18pt

出典:同調査 第5章(n=319)。数値は「賃金が増加した」と回答した人の割合。

効き目が最大なのは、いちばん下の段だった

もっとも差が大きいのはレベル1〜2の層で、33ポイント開いています。逆に、レベル3では10ポイントまで縮まります。したがって、学習の投資対効果は一律ではなく、土台のフェーズでもっとも大きく出ると読めます。

これはロードマップを考えるうえで重要な示唆です。というのも、多くの人は「上位資格ほど価値がある」と考えて後半に力を入れがちだからです。ところが実数を見る限り、リターンが最も濃いのは最初の一段目でした。

一方で、レベル4以上でも18〜19ポイントの差は残っています。つまり、上に行くほど学習が無意味になるわけではありません。ただ、伸びしろの大きさという意味では、土台を早く固めるほうが効率的だということです。

この統計を読むときの注意

まず、この調査が言う「学習」は資格取得だけを指すものではありません。調査上は「転職のための何らかの学び」と定義されており、実際の内訳は自学自習が37%、民間の教育訓練講座が18%でした。資格試験はその一部にすぎません。

次に、これは相関であって因果ではない点にも注意が必要です。学習に時間を割ける人は、そもそも転職の準備を計画的に進められる人でもあります。したがって、学習そのものだけが賃金差を生んでいるとは言い切れません。

また、レベル1〜2の回答者は19人と少数です。そのため、33ポイントという差の幅は参考値として扱うのが妥当でしょう。それでも、4つのレベルすべてで学習した側が上回っている点は一貫しています。

情シス資格ロードマップ全体像|フェーズ0〜4で整理

情シスの資格をステップごとに学習する様子

情シスの資格は、土台から専門領域へと段階的に積み上げるのが王道です。そこで、取得の順番を5つのフェーズで示します。自分の現在地に合わせて、途中から始めても構いません。

下の図は、フェーズごとの目安学習時間・代表的な資格・年収レンジの目安をまとめたものです。なお、年収は当社が支援した情シス・社内SE転職者へのヒアリングと、厚生労働省の公開データをもとに算出した目安額です。

フェーズを飛ばして専門資格から手をつけると、前提知識が足りず遠回りになりがちです。逆に、土台のフェーズで足踏みしすぎても、専門性が評価されるタイミングを逃してしまいます。図を目安に、自分の現在地から1〜2フェーズ先を見据えて計画を立てましょう。

情シス資格ロードマップ全体像

フェーズ0:未経験・第二新卒層|土台をつくる資格

非IT職や未経験から情シスを目指す場合は、まずITパスポートでIT全体の共通言語を身につけます。なお、難易度は易しく、学習時間は50〜100時間が目安です。そのため、応募時の意欲・基礎力の証明として機能します。

すでに情シス・社内SEとして働いている人は、このフェーズを飛ばして構いません。フェーズ0は、あくまで「未経験からの入口」を整えるための土台づくりです。実務経験がある人は、次のフェーズ1から始めましょう。

フェーズ1:初級|基本情報技術者試験

実務経験がある人が最初に取るべきなのが基本情報技術者試験です。具体的には、ハードからネットワーク、データベース、セキュリティまでを広く扱います。そのため、情シスの日常業務と重なる範囲が多く、共通言語として役立ちます。

前章の統計を踏まえると、このフェーズこそ投資対効果が最も高い区間にあたります。だからこそ、先延ばしにせず早い段階で片付けておきたいところです。難易度や勉強時間の詳細は、下記の個別記事で解説しています。

▶ あわせて読みたい:基本情報技術者の難易度は?勉強時間・合格率と転職で武器になるか

すでに実務経験が3年以上ある人は、基本情報の学習範囲の多くを実務でカバーできています。過去問演習を中心に、知らない分野だけをピンポイントで補強する進め方が効率的です。学習時間も100時間を切ることが珍しくありません。

フェーズ2:中級|インフラ・クラウドの資格

次は、インフラ領域の資格で専門性を足します。具体的には、ネットワークならCCNA、Linuxサーバー運用ならLPICが定番です。そのため、社内システムの安定運用を担う情シスと相性が良い分野です。

「インフラ資格の順番」に迷う場合は、自社で扱う技術に近いものから選びましょう。ネットワーク機器が多い環境ならCCNA、サーバー中心ならLPICが優先です。実務で触れる技術ほど、学習の定着も早くなります。

クラウド移行が進む今、AWS認定やMicrosoft Azureの資格は市場価値が高い領域です。たとえば、まずはAWS認定ソリューションアーキテクト(アソシエイト)など、入門〜中級から狙うのが現実的です。

▶ あわせて読みたい:CCNA 転職は有利?難易度・勉強時間・活かせる職種を解説/AWS認定資格は転職に効く?種類・難易度・活かし方

クラウドは情シスの企画・設計フェーズに直結します。実際、SaaS管理やコスト最適化を任される場面も増えました。だからこそ、クラウド資格は転職時の差別化ポイントになりやすいのです。

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いま資格に投資すべきか、実績づくりを優先すべきか。現在地の年収水準がわかると判断しやすくなります。

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フェーズ3:専門|情報セキュリティの資格

セキュリティは、情シスの責任がとくに重い領域です。具体的には、情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)やCompTIA Security+などが選択肢になります。インシデント対応や社内ルール整備の裏付けになります。

近年は、どの企業もセキュリティ人材を求めています。そのため、この分野の資格は年収交渉でも効きやすい傾向があります。運用経験と組み合わせると、説得力がさらに増します。

情報処理安全確保支援士は国家資格で、更新のための講習も義務づけられています。継続的に知識をアップデートしている証明にもなるため、企業側の信頼を得やすい資格の一つです。取得後の維持コストも踏まえて検討しましょう。

▶ あわせて読みたい:情報セキュリティ転職の完全マップ|未経験から専門職への道

フェーズ4:ITIL・マネジメント系(企画レイヤーへ)

最後に、ITILやプロジェクトマネジメント系の資格を検討します。とくに、ヘルプデスクや運用から、企画・DX推進へキャリアを広げたい人に向いています。ベンダー調整やIT資産管理を体系的に語れるようになります。

なお、この段階の手前に応用情報技術者試験を挟む選び方もあります。というのも、応用情報は技術とマネジメントの両方を扱うため、方向を決めきる前の棚卸しに向いているからです。

ITILはITサービス管理の共通フレームワークです。そのため、マネジメント視点を持つ情シスは、管理職やCIO直下ポジションでも評価されます。資格は、その意欲を示すシグナルにもなります。

▶ あわせて読みたい:応用情報技術者は転職に有利?難易度・勉強時間・活かし方

ここまでのフェーズ0〜4を踏まえると、進む道は大きく2つに分かれます。フェーズ2・3を深掘りする「技術スペシャリスト」の道と、フェーズ4を軸にする「マネジメント」の道です。どちらに進むかは、後述のキャリア分岐で詳しく解説します。

学習スケジュールモデル|現職と両立しながら進める場合

クラウド資格を活かす情シスエンジニアとデータセンター

フェーズが分かっても、実際の学習ペースが見えないと計画は挫折しがちです。そこで、現職を続けながら資格ロードマップを進める場合のスケジュールモデルを示します。

期間 到達目標 週あたり学習時間の目安
0〜6ヶ月目 基本情報技術者試験に合格 5〜8時間
6〜18ヶ月目 インフラ資格+クラウド資格を1つずつ取得 4〜6時間
18〜36ヶ月目 セキュリティ上位資格またはITILを取得 3〜5時間
3年目以降 取得資格を武器に転職、またはマネジメント職へ ―

ポイントは、1年で全フェーズを終えようとしないことです。まずは基本情報とインフラ資格の2つを土台に固め、そこから先は自分の目指す方向で優先度を変えるのが現実的です。

また、勉強時間が確保しにくい月は無理に進めず、次の月で取り戻す形で問題ありません。継続できるペースを保つほうが、途中で挫折するより結果的に近道になります。

学習手段は「自学自習が主流」という実態

学習方法は、独学・通信講座・社内勉強会のいずれでも構いません。実際、前掲の厚生労働省調査で学習内容の内訳を見ると、専門書やインターネットによる自学自習が37%と最多でした。次いで民間の教育訓練講座が18%、社内の勉強会が12%と続きます。

つまり、転職に結びついた学習の多くは、特別な機関に通わずに進められています。したがって、費用を理由に着手を遅らせる必要はありません。ただし、基本情報のような広範囲の試験は、体系立った教材で全体像をつかむほうが効率的です。

なお、同じ調査では年齢が若いほど学習実施率が高く、25〜39歳では60%前後に達する一方、50〜69歳では20〜30%前後にとどまっていました。この差は、裏を返せば年齢が上がるほど学習が差別化要因になりやすいことも意味します。

資格と年収の関係|フェーズが上がるほど相場も伸びる

資格を活かしキャリアと年収を伸ばす情シス人材

情シス・社内SEの年収相場は、経験や役割によって幅があります。実際、厚生労働省の職業情報提供サイトでも、システム運用・保守やIT技術者の賃金水準が公開されています。一般に、担当者クラスで400万〜600万円、管理職やクラウド・セキュリティの専門性が加わると700万円以上も見えてきます。

資格は年収を直接跳ね上げる魔法ではありません。ただし、専門領域を任される「きっかけ」にはなります。任される役割が広がれば、結果として年収も上がりやすくなる、という順番です。

とくにクラウドやセキュリティは、人材不足が続く分野です。そのため、関連資格を持つ情シスは、年収交渉のカードを一枚多く持てます。自分の適正年収を把握したうえで交渉に臨むと、成功率が高まります。

実際の転職現場では、フェーズ1相当(担当者クラス・400万円台)からフェーズ2相当(インフラ・クラウド専門・500万円台後半)への移行で、年収が50万〜100万円ほど上がる例をよく見ます。役割の広がりが数字に表れる典型的なパターンです。

▶ あわせて読みたい:社内SEの年収は本当に上がる?業界・規模別データ徹底解説

資格取得のベストタイミングとキャリアの分岐

資格を取るベストなタイミングは、「次に任されたい役割」が見えた時です。具体的には、転職の半年〜1年前から準備を始めると、応募時に成果として示せます。逆に、目的なく取り続けても評価にはつながりにくいものです。

キャリアパスの観点では、情シスは大きく2方向に伸びます。具体的には、1つはクラウド・セキュリティなどの技術スペシャリスト、もう1つは情シス管理職やCIO直下の企画レイヤーです。目指す方向によって、優先すべき資格も変わります。

まずは自分の現在地と、3年後に立ちたい場所を整理しましょう。そのうえで、この記事のロードマップから必要な資格を逆算するのがおすすめです。方向が定まれば、学習のムダも減ります。

よくある失敗①:資格だけ集めて、実務と紐づけていない

そもそも資格を並べただけの職務経歴書は、採用担当者に響きにくいものです。だからこそ、「この資格を、どの業務で、どう活かしたか」をセットで語れて初めて評価されます。取得後は、実務での活用場面を意識的にメモしておきましょう。

よくある失敗②:フェーズを飛ばして専門資格に挑む

基本情報を飛ばして、いきなり情報処理安全確保支援士に挑戦し、挫折するケースは少なくありません。なぜなら、専門資格は土台となる知識を前提にしているからです。フェーズを1つずつ踏むほうが、結果的に近道になります。

よくある失敗③:期限を決めずにダラダラ続ける

ところが「いつか取ろう」では、学習は止まりがちです。次の試験日程や、転職を検討する時期から逆算して期限を決めましょう。期限があるほうが、スキマ時間の使い方も自然と工夫されます。

▶ あわせて読みたい:情シス管理職への転職|マネージャー求人の見極め方と年収相場

面談現場から:2〜3年先のリターンが読めないという判断

ここでは統計に表れない部分を、実際の面談からお伝えします。以下は当社が2026年に実施した面談の内容で、匿名化のうえ掲載しています。

IT経験が数年の20代の方で、複数の案件を並行して担当しています。転職活動中ではなく、情報交換としてお話をうかがいました。資格については一つも取得していません。

「必要性は分かっているんですが、2〜3年の投資に見合うリターンが読めなくて」

ここから読み取れること

ただし、この方が保留にしている理由は、資格の価値を否定しているからではありません。回収期間が見通せないことが理由でした。実際、上位資格ほど学習期間は長くなり、その間に市場の要求も動きます。

ところが、前章の統計と重ねると別の絵が見えてきます。差が最大だったのはレベル1〜2の層で33ポイントでした。つまり、回収が読みにくいのは上位資格であって、土台の一段目ではありません。この方の懸念は、フェーズ3以降にはよく当てはまります。

同時に、この方は「引き出しを複数作らないと今後食べていけない」とも話されていました。だとすると、短期で終わる土台資格を先に片付け、長期投資は方向が固まってから判断するという順序が理にかなっています。順番の議論が効いてくるのは、まさにこの場面です。

情シスの資格ロードマップに関するよくある質問

ここでは、資格ロードマップに関して読者からよく寄せられる質問に答えます。取得順や年齢、独学と講座選びなど、実務での相談内容をもとにまとめました。

何歳からロードマップを始めても遅くないですか?

遅すぎることはありません。実際、30代・40代からフェーズ1(基本情報技術者)を始め、実務経験と組み合わせて評価される例は多くあります。年齢よりも、実務との紐付け方が重要です。

資格なしでも情シスに転職できますか?

できます。そもそも実務経験があれば、資格なしでの転職は十分に可能です。ただし、未経験や異職種からの転職では、基本情報などが意欲と基礎力の証明になります。

ITパスポートは情シス転職で意味がありますか?

入門としては有効ですが、情シス経験者の転職では決め手になりにくい資格です。たとえば、基礎の再確認や、非IT職からの転換期には役立ちます。経験者は基本情報以上を狙うほうが効率的です。

資格は何個くらい持っていると有利ですか?

むしろ数より「フェーズの組み合わせ」が大切です。土台(基本情報)+専門(クラウドやセキュリティ)の2〜3個を、実務と紐づけて語れる状態が理想です。

独学と通信講座、どちらで進めるべきですか?

どちらでも合格は可能です。前述のとおり、転職に結びついた学習の37%は自学自習でした。ただし、基本情報のように出題範囲が広い試験は、体系立ったテキストで全体像を先につかむと遠回りを防げます。

上位資格から先に取るのは非効率ですか?

効率の面では不利になりやすいと言えます。というのも、統計上も学習の効果はレベル1〜2の層で最も大きく出ているからです。ただし、業務で必要に迫られている場合は、その限りではありません。

まとめ|順番を決めるのは「回収の早さ」

この記事の要点を整理します。まず厚生労働省の調査では、転職前に学習した人の69%が賃金増加を経験し、学習しなかった人は48%でした。その差は21ポイントです。

そして重要なのは、その差がどこで開いているかです。ITスキルレベル1〜2の層では33ポイント、レベル3では10ポイントでした。つまり、土台のフェーズほど投資が早く回収されます。

したがって、順番の決め方はシンプルになります。フェーズ0〜1の土台資格は、迷っている時間のほうがもったいないので先に片付けてください。一方、フェーズ3以降の長期投資は、進む方向が固まってから判断すれば十分です。

そのうえで、どの資格を選ぶかは目的から逆算する必要があります。選択の基準については、目的別にまとめた記事も参考にしてください。

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📌 この記事の一次情報源

  1. 厚生労働省「IT・デジタル人材の労働市場に関する研究調査事業 調査報告書」(令和6年3月)第5章 リスキリングと転職による賃金変化の関係 — 調査報告書(PDF)
  2. 厚生労働省「職業情報提供サイト(job tag)」システム運用・保守/IT技術者の賃金データ — https://shigoto.mhlw.go.jp/User
  3. 情報処理推進機構(IPA)情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士制度の公表情報 — https://www.ipa.go.jp/shiken/
  4. 当社(株式会社LX)が2026年に実施したITエンジニア・情シス職の転職相談面談(複数名)。掲載にあたり、氏名・企業名は伏せ、年齢は年代表記、年収は概数に丸めています。
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