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経理の平均年収は?役職・企業規模別の中央値データ【2026】

経理の平均年収と中央値を役職別・企業規模別に示すアイキャッチ

「経理の平均年収は、いったいどのくらいなのだろう」。そう気になっていませんか。この記事は、経理として働く20〜40代の方に向けて、経理の平均年収を役職別・企業規模別の中央値データとあわせて解説します。平均だけでなく中央値も知ることで、自分の年収が高いのか低いのかを、より正確に判断できるようになります。手取りの目安や、平均以上を目指す方法まで具体的に紹介します。

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経理の平均年収は約529万円|まずは全体像から

経理の平均年収は、正社員でおよそ529万円とされています。これは求人データをもとにした水準です。一方、国税庁の調査による給与所得者全体の平均は約460万円です。つまり経理は、全体平均を70万円ほど上回る職種だといえます。

ただし、平均年収はあくまで目安にすぎません。役職・企業規模・経験年数によって、実際の金額は大きく変わります。そのため、次の章からは平均と中央値の違いを整理し、より実態に近い数字を見ていきます。

平均年収と中央値はどう違う?経理で中央値を見るべき理由

平均年収は、全員の年収を合計して人数で割った値です。しかし、一部の高年収層に引き上げられやすいという弱点があります。たとえばCFOや大手の管理職が数人いるだけで、平均は実態より高く出ます。

一方、中央値は年収を高い順に並べたときの「ちょうど真ん中」の人の値です。そのため、極端な高年収に左右されにくく、多くの人の肌感覚に近い数字になります。実際、ある調査では経理の平均が約516万円だったのに対し、中央値は約430万円でした。この差は約86万円です。

したがって、自分の年収を比べるときは、平均と中央値の両方を見るのが賢明です。中央値を下回っている場合は、伸びしろが大きいサインともいえます。

あわせて読みたい:経理の年収相場|平均・年代別・役職別データと転職で上げる方法

役職別に見る経理の年収相場【スタッフからCFOまで】

経理の年収は、役職が上がるほど大きく伸びます。まずは代表的な役職ごとの目安を確認しましょう。

スタッフ〜主任クラス(20代〜30代前半)

実務担当のスタッフ層は、およそ350万〜500万円が中心です。20代後半では、想定年収456万円という調査データもあります。この段階では、月次決算や仕訳など基礎実務の習熟度が評価につながります。

係長〜課長クラス(30代〜40代)

マネジメントを担う層になると、年収は600万〜800万円に上がります。30代後半では想定年収584万円という数字も出ています。決算の取りまとめや部下育成など、責任範囲の広さが報酬に反映されます。

部長〜CFOクラス

経理部長や管理本部長になると、800万〜1,200万円が視野に入ります。さらにCFO(最高財務責任者)では、年収1,000万円を超える例も珍しくありません。連結決算や資金調達、経営への関与が求められる領域です。

企業規模別の経理年収|中小・中堅・上場でどう変わる

同じ役職でも、企業規模によって年収は変わります。一般に、規模が大きいほど水準は高くなる傾向があります。

たとえば、従業員100〜1,000名規模の中堅企業では、想定年収の中央値が517万円というデータがあります。また20代のスタッフ〜リーダー職では、未上場企業と上場企業(子会社含む)とのあいだに、約50万円の差が見られました。

とはいえ、大手が常に有利とは限りません。中小企業では、幅広い業務を一人で担うぶん、経験の密度が高まります。その結果、次の転職で市場価値が上がるケースもあります。したがって、目先の年収だけでなく、身につく経験も含めて判断することが大切です。

あわせて読みたい:経理転職で年収を100万円アップさせる具体的な方法

手取りはいくら?額面から引かれるものと概算

年収の数字は、あくまで「額面」です。実際に受け取る手取りは、そこから税金と社会保険料が引かれます。差し引かれる割合は、おおむね額面の20〜25%が目安です。

たとえば平均年収529万円の場合、手取りはおよそ410万〜420万円になります。月額にすると、ボーナスを除いておよそ28万〜30万円が目安です。もちろん、扶養家族の有無や住む地域によって前後します。そのため、給与明細の控除欄を一度確認しておくと安心です。

経理で平均以上の年収を得る3つの方法

中央値や平均を上回りたいなら、狙いを定めた行動が効果的です。ここでは、再現性の高い3つの方法を紹介します。

第一に、市場価値の高いスキルを身につけることです。連結決算・IFRS・管理会計・英語などは、年収を押し上げる代表的な武器になります。

第二に、企業規模やフェーズを上げる転職です。中小から上場企業、あるいはIPO準備企業へ移ることで、年収が一段上がる例は多くあります。

第三に、適切なタイミングでの年収交渉です。実績を数字で示せれば、交渉は決して難しくありません。まずは自分の適正年収を客観的に把握することから始めましょう。

あわせて読みたい:管理会計ができる経理は転職市場でどれほど評価される?

まとめ|平均と中央値の両方で自分の位置を知ろう

経理の平均年収は約529万円、中央値はおよそ430万円が目安です。役職・企業規模・スキルによって、その金額は大きく動きます。まずは平均と中央値の両方から、自分の現在地を確かめてみてください。そのうえでスキルアップや転職を検討すれば、年収アップの道筋はぐっと具体的になります。

この記事の一次情報源

  • 国税庁「民間給与実態統計調査」(給与所得者全体の平均給与)
  • MS-Japan「経理求人の年収調査(2025年版)」(jmsc.co.jp
  • ジャスネットキャリア「経理の年収」(jusnet
  • JACリクルートメント「経理職の年収ガイド」(jac-recruitment

この記事を書いた人

森岡 祐介|管理部門特化の転職支援に従事。経理・財務・人事・法務など、バックオフィス人材のキャリア相談と求人紹介を専門とする。有料職業紹介事業として、20代・30代の経理担当者の年収アップ転職を数多くサポートしている。

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