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自分の市場価値、見えていますか?経理の60秒セルフチェック診断

経理の市場価値を診断するアイキャッチ

📌 この記事でわかること

  • なぜ経理は「自分の市場価値」を見誤りやすいのか、その構造的な理由
  • 市場価値を構成する5つの要素(スキル・経験年数・業種・規模・資格)の重み
  • 60秒でできるセルフチェック診断の使い方と、結果の正しい読み解き方
  • 診断後にやるべき具体アクション(社内軸/社外軸/キャリア棚卸し)

「今の年収は適正なのか」「自分は転職市場でいくらの値がつくのか」。経理として3年、5年と経験を積むほど、こうした問いはふと頭をよぎるものです。しかし実際に答えを出そうとすると、思った以上に難しい。求人サイトの想定年収は幅が広く、転職口コミも本当かわかりません。そこで本記事では、20代・30代の経理パーソンが自分の市場価値を客観的に確認するための考え方と、60秒で結果が出るセルフ診断ツールの使い方を、現役の人材紹介担当の視点から解説します。

なぜ経理は「自分の市場価値」を見誤りやすいのか

経理の市場価値を考える若手の机

経理という職種は、他の職種に比べて自己評価と市場評価のズレが大きい傾向があります。これは経理パーソンの能力が低いからではなく、職種特性に由来する構造的な理由が3つあるためです。

理由1:成果が「件数」や「売上」で示しにくい

営業職であれば「年間〇〇億円の売上を達成」と数値で示せます。一方、経理の主業務は月次・年次決算、税務申告、開示資料作成といった定型業務が中心です。これらは「正確に・遅滞なく」が当たり前で、成果が数字として外に出にくいのです。そのため、本人もキャリアの価値を言語化しづらく、評価する側もスキルの差を測りにくい状況が生まれます。

理由2:所属企業の中だけで評価軸が完結してしまう

経理は社内の経理部・財務部に閉じて働くことが多く、他社の経理パーソンと直接比較される機会がほとんどありません。同期と給与を比べる以外に、市場での自分の位置を知るきっかけが乏しいのです。さらに、評価制度が会社ごとに大きく異なるため、社内評価が高くても市場価値とは限らないという逆転も起こります。

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理由3:「経理経験◯年」だけでは市場は見ない

「経理5年です」と聞いても、採用側は具体的なスキルを質問しないと判断できません。同じ5年でも、月次決算の主担当として連結まで担っていた人と、伝票入力と請求書発行が中心だった人では、市場価値は大きく異なります。経験年数というラベルだけで市場価値が決まると考えていると、実態より高く・低く見積もる原因になります。

市場価値を構成する5つの要素と、その重み

経理の市場価値5要素を示すフラットレイ

では採用市場では何を見られているのでしょうか。経理職の市場価値は、主に次の5要素で構成されます。それぞれの重みは年代やポジションによって変わりますが、20代・30代の中途採用ではおおむね以下の比率で評価されると押さえてください。

要素1:実務スキルの深さ(重み:★★★★★)

もっとも重視されるのが、実際に経験してきた実務の深さです。具体的には、月次決算を主担当として何日で締められるか、税効果会計や減損会計など個別論点の処理経験、連結決算・開示資料作成の経験、原価計算や管理会計の経験などが該当します。「触ったことがある」ではなく「主担当として動かしてきた」がポイントです。

要素2:経験業種・事業モデル(重み:★★★★)

同じ経理でも、SaaS企業の収益認識と、製造業の原価計算、不動産業の長期プロジェクト会計では、求められる知識がまったく異なります。そのため経験業種は市場価値に直結します。とくに自社が属する業界の経理経験者は、同業種からのオファーで優位に立てます。ただし業種を絞りすぎると流動性が下がるため、近接業種の知識もカバーしておきたいところです。

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要素3:企業規模・上場区分(重み:★★★★)

上場企業の開示業務経験、IPO準備企業での体制構築経験、グローバル企業での英文経理経験などは、市場で希少性が高く評価されます。一方、未上場中小企業のみで経験を積んできた場合は、別軸の強みを言語化しておく必要があります。たとえば「少人数で経理を完結させ、税理士・社労士とも連携してきた」といった、上場企業の経理にはない総合力です。

要素4:英語・システム・資格などの周辺スキル(重み:★★★)

日商簿記1級・USCPA・税理士科目合格などの資格、SAPやOracle ERPなどの大規模会計システム経験、英文経理やTOEIC800点以上の語学力。これらは単独で市場価値を決めるものではありませんが、同じ実務経験を持つ候補者の中で差別化要素として効いてきます。とくに資格は「学習意欲」のシグナルとしても評価されます。

要素5:マネジメント・プロジェクト経験(重み:★★★)

30代以降は、部下指導の経験、決算プロジェクトのリード経験、新会計基準導入や会計システム入れ替えなどのプロジェクト経験が問われ始めます。20代でも、新人OJTの経験や、業務改善を主導した経験があれば積極的にアピールできます。

自分でできる市場価値の確認手順

5つの要素を知ったうえで、自分自身の市場価値を確認していきましょう。手順は3ステップで進めます。

ステップ1:現職での実務範囲を棚卸しする

まず、現職での担当業務を「業務名」と「自分の役割」のセットで書き出します。たとえば「月次決算:主担当として5営業日締め」「連結決算:補助担当として連結パッケージ回収・チェック」のようにです。役割は「主担当」「補助担当」「未経験」の3段階で十分です。この棚卸しが、後述する診断ツールの精度を大きく左右します。

ステップ2:求人サイトで「自分と似た条件」を3件見る

次に、求人サイトで自分の経験年数・業種・スキルに近い求人を3件ほどピックアップし、提示年収レンジを確認します。1件だけでは偏るため、必ず複数比較してください。求人のスキル要件と自分の棚卸し結果を見比べると、不足スキルや過剰スキルが浮かび上がります。

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ステップ3:診断ツールで定量的に確認する

最後に、客観指標で確認します。後ほど紹介する60秒セルフ診断は、5要素を簡易スコアリングして想定年収レンジを返す設計になっており、求人サイトを見るより短時間で全体感をつかめます。ステップ1・2で得た主観を、診断結果と突き合わせるのがおすすめです。

60秒でわかる経理の市場価値セルフチェック診断の使い方

スマホで経理 市場価値 診断を確認する人

ここでは、当社が提供している「経理 市場価値 60秒セルフ診断」の使い方を紹介します。スマホからでも1分以内に完了する設計です。

診断でわかること

診断は経験年数・現職業種・担当領域・保有スキル・資格・英語力など計10問程度の設問に答える形式です。回答後すぐに、想定年収レンジ・市場での希少性スコア・強みと弱みの簡易コメントが表示されます。「いくらの企業から声がかかりそうか」のおおまかな目安を、客観的に確認できる構成です。

診断結果を読み解く3つの視点

診断結果を最大限活かすには、3つの視点で読むことをおすすめします。1つ目は「想定年収レンジと現年収のギャップ」。ギャップが大きい場合、転職で年収を上げられる可能性が高い状態です。2つ目は「希少性スコア」。これが高いほど、求人企業から指名で声がかかる可能性が上がります。3つ目は「弱みコメント」。次に身につけるべきスキルのヒントになります。

診断結果は「絶対値」ではなく「相対値」として使う

注意点として、診断結果は時点の市場相場を簡易反映したもので、実際の年収を保証するものではありません。同じ条件でも企業や面接の進め方で結果は変わります。診断は「自分が今どの位置にいるか」を相対的に確認するツールとして活用してください。

診断後にやるべき3つのアクション

診断結果が出たら、それを行動に変えていきます。20代・30代の経理パーソンに推奨するアクションは次の3つです。

アクション1:社内軸でのキャリア交渉に使う

結果が現年収より高く出た場合、すぐに転職する必要はありません。まず現職の評価面談や上司との1on1で、自分が市場でどう評価されているかを共有し、社内での処遇改善や担当領域の拡大を交渉する材料に使えます。「市場ではこう見られている」という事実は、自己評価よりも交渉力を持ちます。

アクション2:弱みを補うスキル習得計画を立てる

診断で弱みが明確になった場合、それを埋めるための半年〜1年の学習計画を立てます。たとえば連結決算未経験なら社内で連結担当への異動希望を出す、英文経理未経験なら社内の英文資料に触れる業務を増やす、といった具体的な行動に落とし込みます。資格学習に走る前に、まず実務経験を増やせないかを検討するのがコツです。

あわせて読みたい30代後半の経理転職は手遅れ?市場価値と現実的な戦略

アクション3:エージェントに「答え合わせ」をしてもらう

診断結果に納得感がなかった、または転職を本格的に検討したい場合は、人材紹介エージェントに無料相談するのが最短ルートです。エージェントは日々企業からの求人を見ているため、診断ツールよりも具体的な「今月のあなたの相場」を提示できます。当社では、診断結果をもとに想定年収・想定オファー企業群を無料でお伝えしています。

よくある質問

Q1:診断結果が想像より低かったのですが、転職しないほうがいいですか?

必ずしもそうではありません。診断は現時点の相場を反映したものなので、今後1〜2年の業務範囲拡大や資格取得で大きく上振れる余地があります。むしろ「今は低めだが将来上げたい」という方こそ、診断結果から逆算した行動計画を立てる価値があります。

Q2:未経験から経理に転職した直後でも診断はできますか?

はい、可能です。ただし経験年数が浅い場合、診断結果は前職での実務経験や保有資格に大きく影響されます。経理経験1〜2年で診断する場合は、結果よりも「弱みコメント」を重視し、次の半年で身につけるスキルの優先順位付けに使うのがおすすめです。

Q3:診断結果を会社に見せてもいいですか?

もちろん構いません。むしろ昇給交渉や担当領域拡大の交渉では、客観的な根拠として有効です。ただし「他社に行きます」という脅し文句として使うと関係が悪化するため、「キャリアアップのために社内でできることを増やしたい」という前向きな文脈で使うのがコツです。

✏️ 執筆・監修者

LXキャリア 転職支援チーム

  • CA/RA 経験豊富な現役人材紹介のプロ。年間数十件のマッチングを成立
  • 人材ビジネスを0→1で立ち上げ、事業としての人材支援の仕組みをゼロから構築
  • 経理責任者としての実務経験あり

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📌 この記事の一次情報源

  1. 当社が支援した経理・財務領域の転職者へのヒアリングおよび、求人企業からのフィードバックの集計データ
  2. 厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(最新年次版)— https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou.html
  3. 当社担当者が経理・財務領域の人材紹介業務で蓄積した実務知見(求人企業のJD・年収レンジ・選考基準の比較)

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