📋 この記事でわかること
- 20代未経験から経理転職できる現実的な可能性と難易度
- 採用される20代と落ちる20代の決定的な違い
- 内定率を高める4つの具体的なステップ
- よくある失敗パターンとその回避策
「経理に転職したいけど、未経験でも本当に大丈夫?」——この記事を読んでいるあなたは、そんな不安を抱えているかもしれません。
結論からお伝えすると、20代の未経験者が経理転職を成功させることは十分に可能です。ただし、闇雲に転職活動をしても内定は取れません。採用される人には共通の「準備」と「戦略」があります。
本記事では、人材紹介の現場で年間数十件の経理職マッチングを成立させてきたLXキャリアのチームが、20代未経験からの経理転職を成功させるための具体的なステップを解説します。
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20代未経験でも経理転職できる?現実を正しく把握しよう

まず「未経験でも採用されるのか」という根本的な疑問に答えます。答えはYESです。ただし、前提条件と年齢帯によって難易度は大きく変わります。
未経験経理求人の割合は全体の約20〜30%
大手求人媒体の経理求人を分析すると、「未経験歓迎」もしくは「経験不問」と記載のある求人は全体の20〜30%程度存在します。残りの70〜80%は経験者向けですが、未経験可の求人数は絶対数として決して少なくありません。特に中小企業・スタートアップでは、ポテンシャル採用が積極的に行われています。
20代前半(22〜25歳)と後半(26〜29歳)の難易度の違い
同じ「20代未経験」でも、年齢帯によって採用側の見方は大きく異なります。
- 22〜25歳:第二新卒枠・ポテンシャル採用の対象。資格なしでも書類通過するケースが多い
- 26〜29歳:簿記2級+αのスキル証明が必要。経験年数が短いほど、スキルで補う姿勢が求められる
26歳以上で未経験からの転職を目指す場合は、後述するステップ1(簿記資格の取得)を最初に取り組むことが最短ルートです。
企業が未経験経理人材に期待すること
採用担当者の話によれば、未経験者に期待するのは「即戦力」ではなく「素直さ・成長意欲・数字への親しみやすさ」です。前職での数値管理の経験(売上管理・在庫管理・予算管理など)をアピールできると、未経験でも評価が高まります。
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成功率を上げる4ステップ

LXキャリアのマッチングデータから見えてきた、内定率の高い20代未経験者が実践している4つのステップを紹介します。
ステップ1:簿記2級を取得する(最優先)
経理転職における「資格のパスポート」が日商簿記2級です。未経験でも簿記2級を保持していると、書類通過率が約2〜3倍に上がるというのが現場の肌感です。試験は年3回(2月・6月・11月)あり、学習時間の目安は約200〜300時間。3〜6ヶ月の集中学習で取得可能です。
「簿記2級を取得してから転職活動を始めよう」と考える方もいますが、取得期間中も並行して求人リサーチを進め、転職エージェントに登録しておくと時間を無駄にしません。
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ステップ2:中小企業・スタートアップから入る
未経験から大手企業の経理を狙うのは非常に難しいです。従業員50〜200名規模の中小企業やスタートアップが最初のターゲットとして最適です。これらの企業は業務が広く(決算補助・請求書処理・給与計算など)、経理として多くの経験を積める環境が整っています。3〜5年の実務経験を積んだ後に、大手・上場企業への転職を目指すのが王道ルートです。
ステップ3:職務経歴書でポータブルスキルを数字で示す
「経理未経験=職歴に書くことがない」と思いがちですが、これは誤解です。前職で数値に関わるあらゆる経験が経理スキルとして再解釈できます。
- 「月次売上レポートを作成していた」→ Excel・データ集計スキルとしてアピール
- 「在庫管理システムを担当していた」→ 数量管理・コスト意識をアピール
- 「部門予算の管理を補助していた」→ 予算・コスト管理の基礎として評価される
職務経歴書には必ず「具体的な数字」を入れましょう。「月100件の請求書処理を担当」「月次集計の誤り率0%を半年継続」など、定量的な実績が採用担当者の目に留まります。
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ステップ4:経理特化の転職エージェントを複数活用する
未経験からの経理転職は、求人の見つけ方が成否を左右します。一般の求人サイトだけでなく、経理・財務特化の転職エージェントに複数登録することを強く推奨します。理由は2つあります。①非公開求人(未経験可の小規模求人は特に表に出ない)にアクセスできる、②職務経歴書の添削・面接対策のサポートを無料で受けられる。2〜3社のエージェントに登録し、担当者との相性を見ながら絞り込んでいく方法が効果的です。
よくある失敗パターンと回避策

転職活動を始める前に、未経験者が陥りやすい落とし穴を把握しておきましょう。
「資格さえあれば大丈夫」という過信
簿記2級は重要ですが、それだけで内定が出るわけではありません。採用担当者が見ているのは「なぜ経理なのか」「入社後どうなりたいか」というキャリアビジョンの明確さです。資格取得と並行して、志望動機と将来のキャリアパスを言語化する練習をしておきましょう。
大手・高年収にこだわりすぎて選択肢ゼロになる
未経験から大手上場企業の経理を狙うことは可能ですが、最初の数社は書類選考で落ちるケースが大半です。「大手のみ」「年収400万円以上のみ」で絞り込むと全滅リスクが高まります。最初のキャリアは「環境・経験の質」を優先し、3〜5年後のキャリアアップを視野に入れた現実的な求人選定が、結果的に年収を高める近道になります。
転職活動をすべて独力でやろうとする
情報収集・書類作成・面接対策をすべて独学で行うと、準備に3〜4ヶ月以上かかるケースがあります。エージェントを活用すれば、この期間を大幅に短縮できます。「無料でプロのサポートが受けられる」転職エージェントを使わない手はありません。
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まとめ:20代の今こそ経理未経験転職を動かすべき理由
経理転職において、20代は最大の武器です。ポテンシャル採用が効く年齢帯であり、多少のスキル不足はやる気と成長意欲でカバーできます。30代以降に同じチャレンジをしようとすると、求められるスキルレベルの基準が大幅に上がります。
成功のカギは「簿記2級の取得」「中小企業からのキャリアスタート」「ポータブルスキルの可視化」「専門エージェントの活用」の4つです。この4ステップを実践することで、未経験からでも経理転職を現実のものにできます。まずは転職エージェントへの相談から始めてみましょう。
✏️ 執筆・監修者
LXキャリア 転職支援チーム
- CA/RA 経験豊富な現役人材紹介のプロ。年間数十件のマッチングを成立
- 人材ビジネスを0→1で立ち上げ、事業としての人材支援の仕組みをゼロから構築
- 経理責任者としての実務経験あり
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