この記事でわかること
- 経理の面接で頻出する10の質問と、面接官に刺さる模範回答
- 20代・30代が志望動機や転職理由を聞かれたときの答え方
- 年収交渉やキャリアパスに関する質問への具体的な切り返し方
経理の面接で必ず聞かれる10の質問とは?
経理職の面接は、他の職種と比べて「実務の具体性」が問われやすいのが特徴です。
月次・年次決算の経験範囲、使用していた会計ソフト、税務申告への関与度など、
面接官は短い時間で「即戦力かどうか」を見極めようとします。
特に20代・30代の転職面接では、
現職での実績に加えて「なぜ今のタイミングで転職するのか」という意図も深く掘り下げられます。
ここからは、実際の面接でよく聞かれる10の質問を順番に見ていきましょう。
質問①「これまでの経理経験を教えてください」
最も定番の質問です。
ポイントは「担当範囲」と「裁量の幅」を明確に伝えること。
模範回答例:
- 「月次決算の主担当として、仕訳入力から試算表作成まで一貫して担当していました」
- 「年次決算では税理士法人との折衝を含め、申告書ドラフトの作成まで関与していました」
単に「月次決算をやっていました」だけでは伝わりません。
どの工程を、どこまでの責任範囲で担当していたかを具体的に話しましょう。
質問②「なぜ転職を考えているのですか?」
転職理由はネガティブになりがちですが、面接では「前向きな動機」に変換するのが鉄則です。
模範回答例:
- 「現職では月次決算までが業務範囲ですが、連結決算や開示業務にも挑戦したいと考えました」
- 「IPO準備フェーズの経理体制構築に関わりたいという思いが強くなりました」
「人間関係が悪い」「残業が多い」などの本音があっても、
面接では「次に何を得たいか」にフォーカスして伝えるのがベストです。
質問③「志望動機を教えてください」
経理の志望動機で差がつくのは「その会社でなければならない理由」を語れるかどうかです。
模範回答例:
- 「御社はグローバル展開を加速されており、
海外子会社の連結業務という自分の経験を直接活かせると感じました」 - 「IFRS導入を推進されている点に魅力を感じ、
自分のIFRS実務経験で貢献できると考えています」
業界研究に加えて、IR資料や決算短信を読み込んでおくと、
経理ならではの深い志望動機を伝えられます。
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年収・待遇に関する質問への答え方

面接では年収に関する質問も避けて通れません。
20代後半〜30代の経理職であれば、転職で年収50〜100万円アップを実現するケースも珍しくありません。
ただし、答え方を間違えると印象を大きく損ねます。
質問④「希望年収はいくらですか?」
年収交渉では「相場観を持っている」ことを示すのが重要です。
模範回答例:
- 「現在の年収は480万円です。
連結決算や税務申告の経験を踏まえ、520〜550万円を希望しております」
経理職の年収相場は、20代で350〜450万円、
30代で450〜600万円が目安とされています。
マネジメント経験があれば600〜800万円のレンジも視野に入ります。
相場を把握したうえで、根拠とセットで伝えましょう。
質問⑤「前職の年収を教えてください」
この質問には正直に答えるのが基本です。
源泉徴収票の提出を求められることもあるため、
サバを読むのはリスクが大きいと考えてください。
現年収が相場より低い場合は、
「業務範囲に対して年収が低かったことも転職理由の一つです」と
正直に伝えて構いません。
キャリアパスと将来ビジョンに関する質問

面接官は「入社後にどう成長していきたいか」を確認することで、
長期的に活躍できる人材かどうかを見極めています。
経理職のキャリアパスには大きく「マネジメント路線」と「専門家路線」の2つがあり、
どちらを志向するかで回答の方向性が変わります。
質問⑥「5年後のキャリアビジョンを教えてください」
模範回答例:
- 「まずは連結決算の実務を固めたうえで、
3年後には経理チームのリーダーとしてメンバー育成にも携わりたいです」 - 「税務や管理会計の専門性を高め、
将来的にはCFO直下で経営判断を支える役割を目指しています」
抽象的な「成長したい」ではなく、
具体的な役割やスキルを挙げることで説得力が増します。
質問⑦「マネジメント経験はありますか?」
30代の面接では特に聞かれやすい質問です。
正式な役職がなくても、後輩指導やプロジェクトリーダーの経験があれば十分アピールできます。
模範回答例:
- 「正式な管理職ではありませんが、
新人2名のOJTを担当し、月次決算の引き継ぎまで完了させました」
転職タイミングと実務スキルに関する質問
経理の転職市場は、決算期との関係でタイミングが重要です。
一般的に、3月決算企業であれば6〜8月が求人のピーク。
年次決算が落ち着いた後の8〜10月に転職活動を始める方が多い傾向にあります。
質問⑧「いつから入社できますか?」
模範回答例:
- 「現職の引き継ぎに1〜1.5ヶ月を見込んでおり、
○月○日以降であれば入社可能です」
経理職は引き継ぎが属人化しやすい職種です。
「すぐに入社できます」よりも、
引き継ぎをきちんと行う姿勢を見せるほうが好印象を与えます。
質問⑨「使用できる会計ソフトや資格を教えてください」
模範回答例:
- 「勘定奉行とfreeeの実務経験があります。
日商簿記2級を取得済みで、現在1級の学習を進めています」
会計ソフトは企業ごとに異なるため、
「新しいソフトへの適応力」もあわせてアピールするのが効果的です。
資格は簿記2級以上があれば十分な評価を受けるケースが多いですが、
USCPAや税理士科目合格があればさらに差別化できます。
質問⑩「何か質問はありますか?」
いわゆる「逆質問」は、面接の最後に必ず聞かれます。
ここで「特にありません」と答えるのは大きな機会損失です。
模範回答例:
- 「経理部門の組織体制や、今後の増員予定について伺えますか」
- 「決算業務の効率化に取り組まれていると伺いましたが、
具体的にどのようなツールや体制で進められていますか」
事業内容や決算体制に踏み込んだ質問をすることで、
「本気でこの会社で働きたい」という意思が伝わります。
経理の面接対策を万全にして転職を成功させよう
経理の面接は、スキルと人柄の両方を短時間で見極める場です。
今回紹介した10の質問は、いずれも面接で高確率で聞かれるものばかり。
事前に自分の経験を棚卸しし、回答を声に出して練習しておくだけで、
本番の受け答えは格段にスムーズになります。
「面接対策をプロと一緒に進めたい」「自分の市場価値を知りたい」という方は、
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